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高炭水化物食の危険性

最近、「高炭水化物食が多くの疾患の根本原因である可能性が高い」という、新たな研究結果に注目が集まっています。

白米、精白パン、シリアル類などのでんぷん質を多く含む食品を摂取すると、血糖値が著しく上昇して血管が傷つきやすくなり、心臓病の発症リスクが上昇すると考えられています。また、米国内分泌学会においても、炭水化物の摂取量を減らすことで満腹感が高まり、食事量が抑制される可能性があるとの研究報告がなされています。

最近ある研究グループが、イモ類、パン類、シリアル類などのグリセミック指数(GI)が高い食物が、血管の内壁を構成する細胞層(医学用語では内皮)に与える影響について研究を行いました。その結果、GIが高い食物は、血管内皮機能の低下に繋がることが明らかになっています。

研究グループは、「グリセミック指数が高い炭水化物は、アテローム性動脈硬化症や心臓病に繋がる最大のリスク因子である内皮機能低下を引き起こすため危険である」と報告しています。

多くの人は、麺類、豆類、イモ類などの炭水化物を始めとする、グリセミック指数(GI)が高い食物を主食としています。最新の研究に関連する調査結果によると、一般的な成人の1日の総摂取カロリーを占める炭水化物の割合は、平均して55パーセントにも及ぶと伝えられています。

炭水化物が健康に及ぼす影響を調査するため、研究グループは被験者を2つのグループに分け、一方に炭水化物の摂取量を1日の総摂取カロリーの43パーセントに抑えた食事を与えました。その結果、僅か1ヶ月後には、炭水化物が総摂取カロリーの55パーセントを占める食事を摂取していた対照群と比較して、炭水化物を43パーセントに制限した実験群に、血糖値およびインシュリン濃度の低下が見られたのです。

しかし、高炭水化物食が健康に弊害をもたらすというのは、実は目新しい報告ではありません。ここで思い出すべきはタンパク質の重要性です。髪、目、皮膚、肝臓、腎臓、脾臓、甲状腺、心臓は、糖分や炭水化物ではなくタンパク質で作られており、血液にもタンパク質が含まれています。人間の身体を構成する成分のうち、水分についで高い割合を占めているのは、糖分ではなくタンパク質なのです。

タンパク質を4時間以上摂取せずにいると、血中のアミノ酸濃度が著しく低下し、身体は筋肉や臓器を分解してアミノ酸を摂取しようとし始めます。これを防ぐには、良質のタンパク質を1日3回、1食につき170グラム程度摂取し、臓器を健康に維持できる適切な血中アミノ酸濃度を保つことが大切です。

執筆:ジョン・レナー

参考文献:

June issue of the American Journal of Clinical Nutrition; abstract online at http://www.ajcn.org/current.shtml; The Endocrine Society (2011, June 6). Cut down on ‘carbs’ to reduce body fat, study authors say. ScienceDaily. Retrieved November 9, 2011, from http://www.sciencedaily.com­ /releases/2011/06/110606092532.html.

Author: Natasha Ganes

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