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中鎖脂肪酸の利点

多くの人は、脂質を摂取し過ぎないように気を付けているのではないでしょうか。しかし実は、栄養バランスの取れた健康的な食生活のためには適量の摂取を心掛けた方がよい、良質の脂質もあるのです。

今回ご紹介する中鎖脂肪酸トリグリセリド(中鎖脂肪酸)は、このような脂質の1つです。中鎖脂肪酸は消化吸収されやすく、老化予防、エネルギー生成の向上、免疫機能の強化など、多くの健康効果が期待できます。中鎖脂肪酸は動物性脂肪や植物性脂肪が含まれる食物に含まれていますが、サプリメントで取り入れることも可能です。

またワード・ディーン医師および米医療誌『Nutrition Review』(ニュートリション・レビュー)の発行人ジム・イングリッシュ氏によると、中鎖脂肪酸は脂肪として蓄積されず、主に臓器や筋肉などのエネルギー源として即時に使われるとされています。

それでは次に、中鎖脂肪酸の摂取源として特に優れた油脂を3種類ご紹介します。

バター:健康関連書籍『Nourishing Traditions』(ニューリシング・トラディションズ)の著者サリー・ファロン氏およびメイ・G・エニグ博士によると、バターは摂取されると体内ですぐにエネルギーとして使用され、抗真菌作用や抗腫瘍作用もあることから、中鎖脂肪酸を含む脂質の摂取源として最良の食物の1つであると伝えられています。

パーム核油:パーム核油はアブラヤシの種子から採取される油で、分別処理を通じて液体状のパーム核オレインと個体状のパーム核ステアリンに分けられます。パーム核油には、様々な油脂の中でも特に中鎖脂肪酸が豊富に含まれています。

米国パーム油協議会によると、パーム核油およびその派生品は健康に良いものであり、粉末スープや缶詰などの様々な食品に用いられているとされています。また同協議会は、パーム核油にはコレステロールが含まれず、抗酸化物質が豊富に含まれることから、部分水素化油脂(トランス脂肪酸)よりも健康に良い選択肢であるとも伝えています。

ヤシ油:ココヤシから抽出される油脂で、健康上の利点が多数報告されています。医療誌『Obesity』(肥満)に発表された2003年の研究結果によると、ヤシ油などから中鎖脂肪酸を摂取した男性の被験者グループは、長鎖脂肪酸が含まれるオリーブ油を摂取したグループと比較して、より多くのカロリーを燃焼したと報告されています。これは、中鎖脂肪酸は長鎖脂肪酸よりも消化吸収されやすいことが理由だと考えられます。

執筆:ジョン・C・レナー

Author: Natasha Ganes

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